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New War on Terrorism 05 Part.1 【Arma2 SS紙芝居】

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- New War on Terrorism -
05:"Collaborator"Part.1


10/15 PM08:30
Briefing
<ハッサードエニモーセン>号の最終目的地とだったと推測されるソマリアの密輸港を強襲する。

 ハンダラー分遣隊が南米から持ち帰った押収品を海軍情報部が解析した結果、数点の新たな情報が浮かび上がってきた。<ハッサードエニモーセン>はすでに数回に渡り、目標の密輸港(Dpt)に寄港していたようだ。
 だが、幸いにも積荷はアル・シャバーブの手に渡ってはいない。Dptを支配する犯罪組織は、アル・シャバーブに対して多額の仲介料を要求しており、現在のアル・シャバーブでは資金を調達するのに時間が掛っていると考えられる。
 しかし、いつアル・シャバーブが資金調達を完了するかは不明だ。可能な限り早く積荷を押さえなければならない。

 今作戦は海兵隊遠征部隊と合同で実施する。
 海兵隊一般部隊はDptを包囲。住民へ避難するよう勧告した後、街をローラー作戦でしらみつぶしに捜索する。
 我々MARSOCは海兵隊一般部隊の上陸に先立ち、Dptに潜入し、アル・シャバーブとの交渉を担当していた犯罪組織の幹部を確保する。




arma2OA 2013NWoT0501

「降下地点まで30秒」
 オニキスたちは慎重な足取りで、後部ランプドアに向かう。降下リーダーを務めるマイケル・サンダーソン三等軍曹が腕を挙げ、スタンバイの合図を示す。ランプの両側の赤色灯が消え、緑に光に変わる。分隊はMC-130Hから凍てつく空へとひとかたまりとなって身を躍らせた。
 ある高度に達すると、分隊全員がリップコードを引きパラシュートをひらいた。サンダーソンはゴーグルに付着した氷を拭いたい煩わしい気持ちを押さえこみながら、視界不良の中眼下に目を凝らした。
10秒ほど経過したころ、一瞬ながら砂漠に光が見えた。サンダーソンは無線で現場指揮官のアレックス・ライフソン大尉に呼び掛ける。
「降下地点を確認しました。やや右へ進路を変更します」
サンダーソンを中心に体形を組んだ分隊は、体形を維持し下界へと舞い降りた。彼らは急いでジャンプスーツを脱ぐと、装備を埋め、パックから必要な装備を身に着ける。
 装備が整うと分隊は半円状の防御体形をとると、一寸先の見えない闇へと注意を向けた。降下を目撃した者はひとりを除いて存在しないだろうが、これは敵地に潜入した偵察隊がとる生き残るために必要な規範的行動だった。
唯一の目撃者はわざわざこちらへ出向くような愚か者ではない。ライフソンは十分に時間を取って安全を確認すると、ポイントマンのダンフォース・クレイグ二等軍曹に先導させ、目撃者との面会に向かうことにした。


arma2OA 2013NWoT0502

 3日前早朝、貿易商を営むオスマン・アブディ・ハメッドはアメリカのCIAケースオフィサー"ロメオ"から衛星電話を通じて連絡を受けた。
 そのときアメリカ人は言った。「特別な友人が君の故郷を訪れる、便宜を図って貰いたい」
 オスマンの故郷は昔は彼の氏族が細々と漁業を営む村だったが、それは昔の話。いまや、犯罪組織の支配する街だ。
情報が通貨代わりになるようなあの街にアメリカ人を入れるのは気が進まない、彼はそう告げた。
 話を聞いたうえでロメオはこう言葉を紡いだ。
「友人たちは、君の手助けを求めている。彼らは、君の助けがあれば街を本来の住民に返還させることができるはずだ」
 その言葉でオスマンの答えは決まった。
「なにをすればいい?」オスマンは聞いた。


 特別な友人たちは暗闇の中から突如として現れた。オスマンはその姿を見てにわかに興奮した。街を取り戻せるような、そう湾岸戦争の際にサウジアラビアで見たような軍勢が来たと思ったのだ。だが、その気持ちもすぐに覚めた。現れたのは僅か8名たらずの民兵のような格好をした男たちだった。
 落胆を隠そうともしないオスマンの態度を無視してライフソンは話しかけた。
「やあ、オスマン・アブディ・ハメッドさん?合衆国政府に代わりご協力に感謝します」
「兵士はたったこれだけか!?私は、こう・・・」ライフソンは手を掲げてオスマンの言葉を遮ると、告げた。
「我々はただのトルーパーではありませんよ、我々はスペシャリストです」

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 衛星無線機と繋がったヘッドセットを装着したライフソンは沿岸地域から遥か沖合を航行中の米海軍強襲揚陸艦<USSバターン>を呼びだした。
「オニキスメイン、オニキスメイン。こちら、オニキスアクチュアルだ。どうぞ」
 今回の作戦の司令部は<USSバターン>のCICの一画に設けられた戦術指揮センターに置かれていた。ライフソンからの通信を受領したのは、TOCに詰めていたMSOT2341チーフのデイヴィッド・フォスター上級曹長であった。フォスターが南米で捕らえたテロリストの尋問を終え、この両用即応グループに合流したのは数時間前のことだ。空調の利いたTOCの隅のパイプ椅子に座り、眠気覚ましにコーヒーを啜っていたフォスターはカップをデスクに置き、ヘッドセットを掴み取った。
「……こちら、オニキスメイン。感性良好、どうぞ」
「予定通り協力者と合流した。彼のピックアップトラックに乗って街に潜入する。次の連絡は0600時だ。どうぞ」
「了解しました、大尉。通信終了」

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 オスマンはトヨタを犯罪組織の構成員が設けた検問所に滑り込ませた。
 検問所に立つ犯罪組織の用心棒とオスマンはライフソンらには分からない言語で二言三言交わすと、オスマンが用心棒に紙袋を渡した。紙袋の中身をみて、ニヤニヤと笑う用心棒は終始まるで自分がこの土地の所有者のような顔をしていた。
 そのことにオスマンは憤っていた。だが、その憤りに用心棒も荷台のオニキスたちも気付く事は無かった。
 トヨタへの興味を失くした用心棒は車に背を向け、仲間たちとカートを分配の話を始めたようだ。
 オスマンはアクセルを踏み、多量の砂埃を巻き上げながらその後ろを通り過ぎた。

arma2OA 2013NWoT0505

 アメリカ人はトヨタの荷台から降りると、街の喧騒へと姿を消した。
 オスマンの残る仕事は、アメリカ人とその荷物を載せて、街から無事離れるだけだ。
 トヨタの運転席で背中を丸めてダッシュボードに手を伸ばした。握っていた手を広げて、そして、また握る。
 オスマンとその氏族は、この街で信じがたい苦難に耐えてきた。この土地を犯罪組織が接収したときに氏族の半分が死んだ。当時、オスマンとその近い家族は首都のモガデシュオにおり、死は免れた。最大の蛮行を直接体験こそしなかったものの、氏族からの一報を受けて、故郷へと戻ったオスマンは街路に積まれた死骸と黒い生気の無い目で太陽を見つめる続ける孤児の姿を見た。
 以前の生活に戻るには何年かかるのだろうか、オスマンは3日前までそう思っていた。それでも、そのいつの日かを向かえるために努力をしてきた。
 オスマンはダッシュボードのうえで拳を強く握りしめた。
「その日はきた」オスマンはそうひとり呟いた。
 コツン、と運転席側の窓が叩かれた。オスマンは顔をそちらに向けると、一瞬怪訝そうな顔をしたが、男の顔が分かるとすぐに笑みを浮かべた。
「あんた、着てたのか?映画じゃ、あんたらは裏で糸を引くのが仕事で現場には来ないもんだ...」
 乾いた銃声がし、ダッシュボードに血が撒き散らされた。



To be continued...
Part.2へ続く

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テーマ : PCゲー
ジャンル : ゲーム

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Okla

Author:Okla
ギークな日々を記します。
Arma3などPCゲームの話題を中心にミリタリー系ゲーム最新情報について書いてます。
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今 プレイしているゲームは
ARMA3
・Titanfall
・The Witcher 3 Wild Hunt
・Dying Light

です。
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